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母の日に思うこと


日本にいる時はシーバスなんて飲まなかったな~

「母の日おめでとう。」仕事を抜けてきたラマザンから、ひざまずいて手にキスをされ、プレゼントを渡された。何もいらないといつも言っているけれど、「気持ちだから。」と言われると拒めない。数か月前に買ってもらいちびちび飲んでいるウィスキー、残り少ないけれど、せっかくなので入れ替えよう。


おいしいけれど油たっぷり

「おかあさんいつもお疲れ様。」親友が、わしのお気に入りのパン屋のクロワッサンを買ってきてくれた。チャイもいれてくれた。


田舎道に突然現れるディーゼルアウトレット

自分が母である自覚なんてない。ちいさな頃から自分の中にある「おかあさん像」は、こんな人間ではまるでなかった。もっと、ちゃんとした大人だった。
自分勝手に母になったのに、おめでとうや労いの言葉をもらうのはなんだか申し訳ないような気がする。


こういうちびっこタレントいたような

事の善し悪しを間違って教えているかもしれない。どういう大人になるか、大人になった後で自分の育て方が悪かったことに気づくのだろう。最低限のやさしさを持つ大人になってくれればそれでいいけれど、そのためにはどうすればいいのかもやはりまだよくわからない。こんな気持ちのまま、いつの間にか息子が成人する日が来るのかもしれない。




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ぬるぬるな日々

きっと今ごろ鬼嫁って言われてる


患っている持病のため体調が思わしくなく、一日の大半はおうちで寝ているアンネ。
それでもやっぱり外の空気を吸ったほうがいいと、のんびり日向ぼっこがてら我らパヤマ・レストランへ時々遊びに来てもらっています。


そういえば、ババは撮ったのにアンネを撮っていなかったっけ。


わし「アンネ、もうちょっと、そうそう、ひじをもっと上に上げて!」

アンネ「アヤコ、だめだ、これ以上あがらない。これで勘弁しとくれ。」

わし「だめだめ!もっと上げて、もうちょっと!え?痛い?もぉ~、そんじゃもういいよ、はい、じゃあ笑って。」


ここまでが限界でした

だめだ、これじゃギャルピースじゃない。

違うポーズでリベンジ決定。



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ぬるぬるな日々

ツッパルことが男の勲章


昭和のヤンキー気質で、あちらこちらでブイブイいわせているトルコ人、車だってもちろんヤン車が大好き。個性光るカスタマイズは、見ていてなんだかほっこりさせられる。


どぎゃーーーん!!!

ご近所さんの車。このホイールのかっちょよさったら。ぴかぴかさ加減にも車への愛情が感じられます。


紀元前から残る水道橋とヤン車

ぬるぺんしょんのお向かいさんの車。あえてファーストクラスではない。


割れているのをごまかすためだそうです

甥っ子ムスタファの車。よく見ると弟メルトのバイクと同じくストッキングがかぶせてある。中は、


故障多いけどがんばれ~

プチ走り屋仕様。この背中に当てるやつって、日本では腰いためてるタクシーの運ちゃんが使うイメージあるんですが。


これ何色っていうんでしたっけ?

ネオンカラーが地味に主張するマフラー。買ってすぐの頃、誰かさんに勝手に替えられていた。あ、これ、わしの車です。


暖房?冷房?

ヤン車ではないけれど、こないだ車を運転していると前方のトラックにエアコンの室外機が。中に誰か住んでいるんだろうか。


こういう名前なのだろうか

ちなみにこれ、ゆみちゃんが盗撮して送ってくれた日本の成人式バージョンヤン車。トルコ人と感覚似ているような。トルコ人男性は、いくつになっても永遠の20才なのか。(中身だけ)




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もう止まらない


「なんで2才過ぎたのに何もしゃべらない!?」
そう不思議そうに聞いてくる遠い親戚や顔見知り程度の人たちに、「タハは3ヶ国語を頭に入れようとしてるんだよ、時間がかかるの当たり前じゃない!」と憤慨してくれるラマザンの家族たち。タハだけではなく、わしのこともあたたかく守られているように感じる。

2才5ヶ月を過ぎたタハ。今月に入って急にいろんな言葉をしゃべり始めた。

AからZまで言う、1から20までを数える、太陽から順番に惑星を8つ言う、四角・三角・楕円などの名前を言う、色は10種類ほど、これらは全て英語。トルコ語はババ(おとうさん)と「タファばーびー(ムスタファアービー=ムスタファおにいちゃん)」くらい。今まで日本語は聞いて理解するだけだったけれど、「おいしー」「でた(大きいほう)」など言うようになった。

朝から晩まで繰り返して言う英語の文章は、「Yes,it's a circle.(はい、それは丸です。)」circle(丸)の部分を違うものに置き換えて言うという応用もきく。「Yes,it's a saturn.(はい、それは土星です。)」など。昨日は「Yes,it's a でた。」と言っていた。


ジューンではないとは思うけど

これを見ると必ず「じゅーん、ぽぽ、うふうふ!(ジューン、ぱむ、わんわん!)」と言う。


「お願いだから黙っといて、っちゅう日が来んねん。心配ないない。」と大阪の友人に言われていた日が、そろそろやって来るのだろう。



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馬主になった少年


ラマザンが以前働いていたホテルのオーナーの弟は、8年ほど前に病気で亡くなった。
当時、彼には生まれたばかりの息子がおり、父を知らない赤んぼ(仮名:のぶお)は、それでもこの国特有の、家族親戚ご近所さん、その他いろんな人にやさしく見守られて育てられるという環境に育ち、ようやく今年3年生になった。
明るく朗らか、そして、なんと説明していいか適切な言葉が見つからないけれど、例えて言うならえべっさんのような、そんな笑顔で「ラマダンあーびー、なすーすん~?(ラマザンにいちゃん元気?)」と、誰かにもらったであろうかぼちゃを抱え通り過ぎてゆく。ポケットの中の小銭を彼に託すラマザン。「てしぇっきゅれ~。(ありがと~)」と大きく手を振る彼。

のぶお君の家族は、週に200円ほどの野菜で生活をしている。

しかし、のぶお君は今、競走馬の馬主である。


3年ほど前、ボドルムに住むある初老のご夫婦がセルチュクを旅行で訪れた。町中で偶然のぶお君を見かけ、会話をし、のぶお君の父が亡くなったことを知る。「ボドルムへ遊びにおいで。今からいっしょに行こう。」と言うと「おかあさんに聞いてからでないとね~ぇ。」と家に帰る。のぶお君の母は「行きたいなら行っといで。」という反応。ご夫婦はのぶお君と一緒にボドルムへと出発した。

夫婦は、車内でいろんな話をしながら、のぶお君にひとつ質問をする。「のぶお君の夢は、何?なんでもいい、ひとつ教えて。」のぶお君はこう答えた。「馬が欲しいんだよね~ぇ。でも、普通の馬じゃなくって、競争する馬。おっきくって、走るの早くって、かっこいい馬。」すると夫婦は車を違う方向へ走らせ、ムーラという町の、とある馬場へ行き、一頭の真っ黒い競走馬を買う。馬をのせたトラックと共にセルチュクへ戻り、のぶお君に別れを告げ、そしてボドルムへと帰っていった。

ここトルコでも、いい競走馬一頭は、いい車を新車で買うような値段。ラマザンは「あの馬は、アッラーからのぶお君へのギフト。」と、いつもうれしそうな顔でこの話をしてくれる。




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