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あなたのご質問にお答えします


我が事ながら大変恐縮ですが、妊娠&出産にあたりあたたかいコメントやメッセージをたくさんいただきました。ありがとうございます。
その中で、「トルコでの出産&子育て」について素朴な疑問をぶつけて下さった方がいらっしゃいましたので、ここで回答させていただこうと思います。



『トルコには乳マッサージとかあるん?』 (一児の母・Y子)

あのー、これ逆に伺いたいんですが、日本にはあるんですか?お乳のマッサージ屋さん。少なくともセルチュクでは見たことないです。大都会イスタンブールには、セレブ妻が通う母親スクールなんぞがあると聞いたことあるので、乳マッサージもあるのではないでしょうか。しかしよく考えたらすごい商売ですね。


『トルコでは赤ちゃんのおしり何で拭くの?』(二児の母・K子)

トルコはパンの国、もちろんパンです。トルコ人は食事の際、口の周りについた汚れもエキメッキ(パン)の柔らかいところで押さえるように拭きます。大事な赤ちゃんのおしりを、ひゃっこいベビー用おしりふきで拭くわけにはいきません。


『トルコは紙おむつあるの?』(三児の父・Mマン)

とある一社の専売特許でただいま企画段階、もうすぐ発売されるそうです。使い捨てチップ内蔵で、おしっことうんちの有無&重量が母親のケータイに送信されるという優れもの。布おむつから一段飛びに進化です。


『大変だった?』(もうすぐ一児の母・M子)

特に大変なことはありませんでした。
ただ、出産後2日目。授乳中の痛みを看護師さんに伝えたところ、「マーガリンを塗りなさい。」と言われ、どこまでパンの国やねん、と心の中でツッコミ、「バターじゃダメなんですか?」と一応聞いてみたところ、「あー、だめだめ。マーガリン、サナ(商品名)がいいわよ。」となぜか自信満々に答えられ、まっぷたつに切られたハラキリ痕が笑いすぎでズックンズックン痛んだことぐらいでしょうか。



アナ雪姫もぼちぼち妊娠2回目!?
(2回目のお産を控えるベテランママ。)


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ぬるぬるな日々

マチェドニアは涙の味


6才になるかならないかの頃。

ある裕福な家族がフルーツを買ってくれた。

いつもおなかをすかせていた自分にとって、フルーツは夢のような食べ物、

特に、初めて食べるキウイとバナナは衝撃的な味だった。

ある日、

父親の目を盗み、2リラ(約100円)ほどをポケットに入れ、

ほんの少しのキウイとバナナを買い、一人であせるように食べた。

そのあと、おいしさと、後悔で、複雑な気分になり、

それでもすぐには父親に言えず、

それから数年後、2リラを盗んでフルーツを買ったことをやっと白状した。

堅物を絵に描いたような父親からは、ビンタのひとつも覚悟していたけれど、

彼は静かにこう言った。

「言ってくれてありがとう。」

キウイとバナナを見ると、一生あのことを思い出すだろう。




こんな話をしてくれながら、

ベッドの上の私に今日もフルーツサラダを口に入れてくれる、ラマザンなのです。


いちじくはドクトルからのおすそわけ




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ぬるぬるな日々

家族が増えました


穴雪姫

どっかで穴掘って遊んできたらしい、うちのアナ雪姫。

ああそうか、ぼちぼち次の繁殖期がやってくる時期か、と思っていたら・・・、


かわゆさ1万ボルト

なんともう産まれてました!!





・・・というのは冗談で、(これは夏に生まれたおむすび兵士




10月22日トルコ時間正午、地球上の人口が一人増えました。


のっぺりしております

間違えました、地球上のお地蔵さんの数が一体増えました。

サムライの国ニッポンからやって来た大和魂を見せつけるべく、

「ハラキリでシクヨロ。麻酔なしで。」とお願いしましたが、下半身だけは、ということで腰に注射され30分後、

無事取り出されたお地蔵さん。


似てない息子としぶしぶ記念撮影

あまりにもわしそっくりで、会う人会う人に「似てない」と言われるちょっとかわいそうなラマザン、


いもむしのようなお地蔵さん

ふて寝。



タハ君誕生記念に押して帰ってもらえるとうれしいです。

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ぬるぬるな日々

切ないフルーツ、アイワ


日本ではあまり見慣れませんが、

ここトルコではアイワ(Ayva)というフルーツがとても有名です。


カタチもかわゆいアイワたち

くだものというよりも、果実という言葉がなんだかしっくりくるこの実。

りんごと梨とパイナップルを合わせてもっと素朴にしたような味ですが少し渋みがあります。

それに加えものすごい繊維質、身のほとんどがカスになり口に残ります。

トルコに来てすぐの頃、よくラマザンが切って食べさせてくれていたのですが、

「なんなん!?このフルーツ?これってこういう食べ物!?」

軟弱なフルーツが好まれる日本の人にとっては、こんな印象でしょう、

私も最初アイワに対してとても攻撃的でした。

するとラマザンは言いました。

「これは、昔の人はパンの実と呼ぶ人もいて、腹もちがいいから貧しい人にとって大事な果物だったんだよ。」

ふーん、なるほどねー、と納得はしたものの、やはりすぐには好きになれずあまり手が伸びないフルーツの一つでした。

それがなぜか、ちょっとずつたまに食べるうちに、その素朴な味としっかりとした食感が今では大好きになってしまい、おいしいこの季節ガシガシと食べています。

日本語で花梨(かりん)と間違われているサイトもありますが、トルコで食されているこれはマルメロと言って、同じバラ科ですが全く別の果物のようです。

ババが山へ行っては立派なアイワを持ってきてくれるので、ジャムを作ってみることにしました。

量ってみるとひとつ700グラムもの特大アイワを、2個使います。

適当な大きさに切ったアイワを塩水につけておきます。

圧力鍋に塩水からあげたアイワ、砂糖コップ3杯、お水コップ1.5杯、レモン汁一個分を加え、強火でぶくぶくさせお砂糖をなじませながら焦げないように混ぜます。

蓋をして低圧力をかけ弱火で20分ほど加熱、火を止めて圧力が下がるまで自然放置。翌朝まで常温で落ち着かせて瓶詰にして冷蔵庫へ。


着色料無添加

これだけの量ができました。(日本では業務用サイズの瓶ですがラマザンは二日で食べきる)

生の実の色はりんごのような白いクリーム色ですが、種を入れるとこのような鮮やかな色に仕上がります。

トルコのジャムはほとんどみなさん手作りされていて、添加物や着色料などが入っておらず本当においしいです。



アイワが好きになったのは、

素朴な味と、無骨な食感と、トルコ人のおなかを支えてきたなんだか切ない命のフルーツへの感謝からかもしれません。



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アヤコのなんちゃって料理

だれ?この中にごはん詰めようって思いついた人


ぱりっと新鮮

ラマザン「アヤコが好きなやつ買ってきた。今日これ作って!」

そういえば、今年はまだ一回も作ってなかったんだった。

というわけで、


結構ぐずぐずがおいしい

ズッキーニの花のドルマ(ピラフ詰め)。ごはん柔らか目に作るのが個人的には好きです。

この料理、

ぶっちゃけ想像通りの味と申しましょうか、あまりパンチのない食べ物のような気がしますが、

「花を食べちゃう」という感覚が、なんとも言えず良いのです。



しかし、あのときとは正反対で、

買って来た張本人、一個も食べんかったという。

意味わからん。




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アヤコのなんちゃって料理

アフメット君のひみつ


「お子さんですか?」

お客様によく聞かれるのですが、我々にそんなおっきな息子はいません。近所に住む少年アフメット(自称13才)です。

アフメットは、ラマザンアービー(兄貴)のことが大好きで、私のこともついでに慕ってくれるので、近所の子供たちの中で唯一ぺんしょんへの出入りを許し、ちょこまかと働いてもらっている少年です。

小さな少年をビジネスの場に置いておくのはどうかと思っていたのですが、

ラマザンもイボも戻ってきた掃除のおばちゃんも、何かしら彼を頼りにしているので、ここはこの国の人たちに従うことにしました。

ここトルコでは彼くらいの年ではもう働くのはあたり前、

電気屋さん水道屋さん車の修理屋さん、

子供たちがみな大人の手元になり、見よう見まねで仕事を覚えていくのです。

勉強(高学歴)=就職に有利=将来高収入、という図式が、

学費の問題や勉強嫌いという国民性が顕著なトルコ、特にこのような田舎では全く通用しません。

小学校のときから靴磨きで家計を助け、中学校に入ったときには畑の肥え撒き、絨毯屋の丁稚、ペンションの手伝い、と3つの仕事をかけもちして、ほぼ中学中退のラマザン、

一生懸命働きたい素朴なアフメット少年に過去の自分を重ねているようで、褒めるのも叱るのも、本気と書いてマジで接しています。

アフメット少年は4人兄弟の長男、一家を支える大事なポジションですが、

ラマザン曰く、「頭の中に誰かがいる」病気らしく、特別養護学級に通っています。

そんなアフメット少年、ときどき不思議な言動を見せてくれます。




ある日の夕方、夏のセルチュクにしては珍しく雲行きが怪しくなり、急にバケツをひっくり返したような大雨になりました。

外出先でラマザンが急に「昼間イボとアフメットと屋上で作業して電ノコとかそのままにしてきた!雨に濡れたら全部壊れる!!!」

もう手遅れかもしれないけどペンションには一応電話しよう、ということでイボに電話しました。すると、

「オレもすぐ気付いて屋上に行ってみたら、ジューンの犬小屋に今日使った電気工具一式きっちり隠すように収めてあって、丁寧にビニール袋までかけてあった。」

というのです。

ペンションに戻りアフメット少年に聞いてみると、いつものたどたどしい口調で言いました。

「なんとなく、そうしたほうが、いいと思った。」




ぺんしょんには、いろんな押し売りや寄付を求める人たちがやって来ます。

ある日のこと、ぺんしょんに「体の不自由な方・生活が困難な方への寄付」を求める女性がやって来ました。

留守番をしていたアフメット少年が対応したのですが、ちょうどその時間に外から帰ってきたイボがそのやりとりをこっそり聞いていたそうです。

アフメット少年はその女性に言いました。

「ボクは普通の学校に通っていない。おうちも貧乏。でもそんなお金回ってきたことない。」

女性はすごすごと退散したそうです。




ぺんしょんの階段で滑ってひざをぱっくり割って大出血しても、「道路で一人で転んだ」と親にウソをつき。

学校で先生に叱られると、「ラマザンアービーに言いつけてやる!」と学校から逃げ帰り(ラマザンをなぜかこの町内の権力者だと思っている様子)。

持ち前のおっちょこちょいさで、ラマザンとイボに怒られても怒られてもぺんしょんにやって来てほうきで掃除しているアフメット少年。

どんなに臭いものを練ってきてもうれしそうにジューンの首輪を外してシャンプーをしてくれるアフメット少年のいじらしさには、心を打たれるものがあります。

「将来の夢は消防士」という彼、

どんな大人になるのか、今から楽しみです。


ご近所さんからの差し入れのザクロとピンクトマト





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ぬるぬるぺんしょんってこんなとこ

エントリーナンバー42番


朝ごはんの途中で失礼しました

インターネットの予約サイトを通してご予約くださった、タカユキさん。

セルチュクのとあるペンションに宿泊されていたそうなのですが、

インターネットでぬるぺんしょんの存在を知り、宿替えして下さったという非常にありがたいお客様。

そうと知っては大サービスしなければ。

エフェス遺跡で蜂に刺されたタカユキさんに、日本のよく効く塗り薬を、

風邪をひき始めているらしいタカユキさんに、葛根湯を、

ぬるぺんしょんは処方箋なしでドーピングできる宿です。(内緒)



アメリカはテキサスとカリフォルニアで、留学・お仕事されたあとの1年間の世界の旅の途中というなんともうらやましい境遇のタカユキさんと、いろんなお話ができてとても楽しかったです。

カメラはどうすることにされましたか?

残りの4カ月も、楽しく安全な旅になりますようお祈りしております。

ご延泊、ありがとうございました。



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遠路はるばるようこそ~日本からのお客様~

犠牲のお祭り 2014


【本記事には、不快感を与える可能性のある動物の画像が含まれます。苦手な方は閲覧をご遠慮ください。】


イスラム教徒にとって、一年で最も重要な行事とされる「クルバン・バイラム」(犠牲祭)。

牛や羊、ヤギを犠牲として神に捧げ、その肉を貧しい人たちへ分け与えます。


オツトメご苦労様です

というわけで、買いに行ってきました犠牲動物。

去年と同じく狙いはヤギ。若くて大きくて健康そうな子を吟味します。


マイナス君

見て触ってラマザンが最終的に決めたのはこのマイナス君。

手付金を払い、あとは犠牲祭前日にドナドナされて来るのを待つのみです。



そして犠牲祭前日。

マイナス君といっしょになぜか、


愛は、こころの~

羊が一頭やって来ました。


しごと~よっ

最終日のもってけドロボーセールで350リラ(約17000円)にしてもらったから買っておいた、

と事後報告するラマザン。

旦那がスーパーの閉店間際にお刺身買いに行くような人だったとは。

神への犠牲、貧しい人への喜捨、ビジネスや家内安全を祈って、だのと並べられると、無駄遣いすんな!とは言えず。

「ラマザン」の「ラモ」が、ラ・ムーに見えるかわい子ちゃん。桃子と名付け、マイナス君といっしょにラマザンの実家へ連れて行きました。

このあと、モスクへお祈りへ出かけていたババを待つこと約1時間半、ババ帰宅。

ラマザンは、マイナス君と桃子を触りながら得意そうに言いました。

「ババ、今年のクルバン(犠牲)、どう?2頭だよ。」

ババは、ゆっくりと家に入り、家の奥に繋がれた2頭を見て言いました。

「何時にここへ連れてきた?水をあげなさい。」

すぐにバケツにお水を汲んで、2頭にあげました。

ごくごくお水を飲む2頭。

たとえ明日にはお肉になって食べられてしまう運命だとしても、今はがんばって生きている命。

ババの一言に、何かとても大事なことを教えられたような気がしました。




明けて翌日。


まるで正月みんな早起き

5時起きでモスクへ行きお祈りをすませてきたラマザンといっしょにババ&アンネ宅へ。

まずはみんなで朝ごはん。


ガスパチョだこれ!

もちろんアンネ手作りのボレキとなんかのお肉とトマトと唐辛子とにんにくの冷製スープ。このスープ、思いっきりガスパチョだった!こういうのもイケるんだなトルコ人。今度作ろう。


みなさん手慣れたもんです

ババがアッラーへのお祈りを唱えたあと、首を切ります。(水を流せる土間とはいえ家の中でやる。これ、普通ですか?トルコにお住まいのみなさん。)

その間、女性と子供たちは別室で待機しているのですが、昨年同様一部始終を見届けさせてもらいました。

さて、今年大活躍したのが、我々の私物であるコンプレッサー。

工具フェチであるラマザンが「欲しいな欲しいな」と何日も言うのでしぶしぶ買ったこのコンプレッサーがこんなときに役に立つとは思いませんでした。

皮を剥ぐ際、肉と皮の間に息を吹き込むのにゆうに20分はかかっていたのが、なんと5秒に短縮。毎年使えると思ったらいい買い物でした。←本来の使い方はもう無視でいい。


木こりのきりかぶってチョコあったよね

いろんな人へおすそわけし、家族みんなで新鮮なお肉を食べまくり、今日の朝もみんなで集まって内臓焼きを食べまくった犠牲祭、今年も無事終了しました。

それにしても。

なんにもお手伝いしない、人一倍食ってチャイ飲んで、親戚の子供たちといっしょにソファーで2時間昼寝する外国人の嫁。

汚れると思って裸足で行ったのだけど、それを見たアンネがしゃがんでくつ下まで履かせてくれた。

嫁って、こんなんでいいのだろうか。




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