犠牲のお祭り 2014


【本記事には、不快感を与える可能性のある動物の画像が含まれます。苦手な方は閲覧をご遠慮ください。】


イスラム教徒にとって、一年で最も重要な行事とされる「クルバン・バイラム」(犠牲祭)。

牛や羊、ヤギを犠牲として神に捧げ、その肉を貧しい人たちへ分け与えます。


オツトメご苦労様です

というわけで、買いに行ってきました犠牲動物。

去年と同じく狙いはヤギ。若くて大きくて健康そうな子を吟味します。


マイナス君

見て触ってラマザンが最終的に決めたのはこのマイナス君。

手付金を払い、あとは犠牲祭前日にドナドナされて来るのを待つのみです。



そして犠牲祭前日。

マイナス君といっしょになぜか、


愛は、こころの~

羊が一頭やって来ました。


しごと~よっ

最終日のもってけドロボーセールで350リラ(約17000円)にしてもらったから買っておいた、

と事後報告するラマザン。

旦那がスーパーの閉店間際にお刺身買いに行くような人だったとは。

神への犠牲、貧しい人への喜捨、ビジネスや家内安全を祈って、だのと並べられると、無駄遣いすんな!とは言えず。

「ラマザン」の「ラモ」が、ラ・ムーに見えるかわい子ちゃん。桃子と名付け、マイナス君といっしょにラマザンの実家へ連れて行きました。

このあと、モスクへお祈りへ出かけていたババを待つこと約1時間半、ババ帰宅。

ラマザンは、マイナス君と桃子を触りながら得意そうに言いました。

「ババ、今年のクルバン(犠牲)、どう?2頭だよ。」

ババは、ゆっくりと家に入り、家の奥に繋がれた2頭を見て言いました。

「何時にここへ連れてきた?水をあげなさい。」

すぐにバケツにお水を汲んで、2頭にあげました。

ごくごくお水を飲む2頭。

たとえ明日にはお肉になって食べられてしまう運命だとしても、今はがんばって生きている命。

ババの一言に、何かとても大事なことを教えられたような気がしました。




明けて翌日。


まるで正月みんな早起き

5時起きでモスクへ行きお祈りをすませてきたラマザンといっしょにババ&アンネ宅へ。

まずはみんなで朝ごはん。


ガスパチョだこれ!

もちろんアンネ手作りのボレキとなんかのお肉とトマトと唐辛子とにんにくの冷製スープ。このスープ、思いっきりガスパチョだった!こういうのもイケるんだなトルコ人。今度作ろう。


みなさん手慣れたもんです

ババがアッラーへのお祈りを唱えたあと、首を切ります。(水を流せる土間とはいえ家の中でやる。これ、普通ですか?トルコにお住まいのみなさん。)

その間、女性と子供たちは別室で待機しているのですが、昨年同様一部始終を見届けさせてもらいました。

さて、今年大活躍したのが、我々の私物であるコンプレッサー。

工具フェチであるラマザンが「欲しいな欲しいな」と何日も言うのでしぶしぶ買ったこのコンプレッサーがこんなときに役に立つとは思いませんでした。

皮を剥ぐ際、肉と皮の間に息を吹き込むのにゆうに20分はかかっていたのが、なんと5秒に短縮。毎年使えると思ったらいい買い物でした。←本来の使い方はもう無視でいい。


木こりのきりかぶってチョコあったよね

いろんな人へおすそわけし、家族みんなで新鮮なお肉を食べまくり、今日の朝もみんなで集まって内臓焼きを食べまくった犠牲祭、今年も無事終了しました。

それにしても。

なんにもお手伝いしない、人一倍食ってチャイ飲んで、親戚の子供たちといっしょにソファーで2時間昼寝する外国人の嫁。

汚れると思って裸足で行ったのだけど、それを見たアンネがしゃがんでくつ下まで履かせてくれた。

嫁って、こんなんでいいのだろうか。




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